2023/12/06 (Wed)
株式会社カーボントレードが開発したコールドプラズマ活性装置によって生成したROS活性酸素種(以下、「ROS」)が、レジオネラ菌の除菌や抑制に、大きな効果があることを検証しました。
レジオネラ菌の対策では一般的に塩素系の薬剤が使用されますが、今回の実験では塩素をはじめ化学薬品などは一切使用せず、ROSのみを用いて消毒効果を検証しました。また、レジオネラ菌に対しては60℃以上の温水が必要とされるところ、今回使用したROSを混在させた水は15℃~20℃程度の常温で効果が認められました。
検証結果は、ROSを含む CHEFER WATERを使い、30分で0.346%、60分で検出限界以下、120分でほぼ0%にまでレジオネラ菌を除去するエビデンスを取得しました。
株式会社カーボントレードは、このCHEFER WATERを生成・供給する製品開発を進め、温泉や施設の入浴設備、プール設備の清掃や除菌、消毒など、衛生管理業務の効率化と、レジオネラ菌増殖による経営・営業リスクの低減につながるソリューションを提供していくとの事です。
参照元
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000103192.html
2023/11/29 (Wed)
愛媛県上島町が運営する温泉施設「潮湯(しおのゆ)」で、基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたと発表しました。施設は23日から臨時休館しています。 レジオネラ属菌が検出されたのは、上島町営の温泉施設「潮湯」の浴槽の1つ「洞窟風呂」です。 町によりますと、14日、施設が年に2回実施している水質検査の一環で温泉の水を採取し、民間の検査機関で調査を実施したところ、県の条例で定められた基準値(100ミリリットルあたり10CFU未満)をわずかに上回る100ミリリットルあたり10CFUのレジオネラ属菌が検出されたということです。 22日に調査結果が判明したことを受け、施設は23日から全館で臨時休館していますが、25日からは洞窟風呂とは配管が異なる他の浴槽の利用を再開するということです。24日現在、14日の水質検査実施から22日までに入浴した280人から健康被害の報告はないということで、町は浴槽の配管の清掃を行うとともに、菌が検出された原因の調査を進める方針です。
2023/11/23 (Thu)
仙台市宮城野区の高齢者施設で、浴槽から基準値をわずかに上回るレジオネラ属菌が検出されました。これまでに利用者の健康被害は確認されていません。
基準値を上回るレジオネラ属菌が検出されたのは、宮城野区の仙台市高砂老人福祉センターです。
仙台市によりますと9日、保健所による年1回の定期検査で浴室の水質を調べたところ男性用の浴槽から基準値をわずかに上回るレジオネラ属菌が検出されたということです。
これまでに入浴設備を利用した138人のうち112人と連絡が取れ、咳や38度以上の高熱などレジオネラ症が疑われる健康被害は確認されていないということです。
連絡が取れていない利用者については、引き続き健康状態の確認を行っています。
この施設と併設するデイサービスセンターでは、原因の特定と対策が完了するまで、入浴設備の使用を停止するとしています。
2023/11/15 (Wed)
茨城県つくば市は14日、同市台町1丁目の市立谷田部老人福祉センター浴室で、基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたと発表した。10月下旬に浴室を利用し、その後入院した男性からもレジオネラ属菌が検出されており、県つくば保健所で同種の菌かどうか調べている。 市高齢福祉課によると、同保健所から7日午後6時ごろ、入院中のこの男性からレジオネラ属菌が検出されたと連絡があり、市は8日から浴室の利用を停止した。14日には1日実施の定期水質検査でレジオネラ属菌が検出されたと判明した。浴室利用者は1日当たり140~180人。